2020年11月13日にずっと行きたいと思っていた三峯神社へ行ってきました。今回は表参道からのんびり神社まで登っていきました!
電車とバスで登山口へ
今回の日帰り旅のきっかけは秩父市応援の特別価格になった西武鉄道の「秩父漫遊きっぷ」を知ったことだった。通常よりも安く池袋、秩父を往復して遊べる!急遽計画を立てて秩父行きを決めた!
(上記のきっぷは2021年3月10日まで期間限定価格で発売されているみたいです。)
早朝、都会へと働きに来る人びとの流れに逆行するように西武池袋線で秩父へ向かう。西武秩父駅を出ると平日なのに三峯神社行のバス停にはすでに行列ができていた。この写真の後ろにもたくさんの人が並んでいて、バスに乗り切れずに次のバスを待つことになった人もいた。曜日や時間帯にもよるでしょうが、バスで行く場合は早めに秩父に到着しておかないとバスに乗りきれないかもしれないので注意してください!
・西武秩父⇔三峯神社 片道¥950
・西武秩父⇔大輪(表参道入口) 片道¥570
神社までそのままバスで行くこともできますが、今回は山歩きもかねての日帰り旅ということで表参道の入り口である大輪バス停で下車。準備を整えていざ登り始めます!
三峯神社へ続く表参道
表参道の入り口には立派な鳥居があり、進んでいくとお店が数件並んでいます。道路の反対側には公衆トイレもあるのでゆっくり準備を整えて登り始めることができます。登竜橋という橋で荒川を渡ると徐々に山道らしくなっていきます。
修験道でも知られる場所であり全国から人が来る有名な神社でもあるため登山道はよく整備されています。だんだんと高度を上げていき元ロープウェイ乗り場を超えると本格的な登りが始まりました。前半はトラバースぎみに斜面を横切りながら進み、なかなかに勾配の急な斜面を九十九折でどんどん登っていく登山道。最初からペースを上げすぎると疲れそう…。さらに山の北斜面でもあり、標高もまだ低いため、湿っている部分も多く少し注意しながら進んでいきます。
全体的に道が明瞭であり、整備されている登山道ですが、数か所右側が少し切れているところもあるので足元には注意して歩く必要があります。
少しずつ標高が上がっていき陽が差し込みきれいに色づいた紅葉も増えていきます。しばらくつづら折りと斜面を横切る道の連続が続くと開けた場所に出て、滝が見えてきました。
この滝は清浄の滝というらしく、非常に近い距離で眺めることができます。登山道の中間点ほどに位置するこの場所では座って休んでいる人も多く、一息入れるにはちょうどいいところです。
滝をこえて少し進むと登山道の雰囲気が徐々に変化していきます。斜面を進むのではなく尾根のつづら折りをグングン上るような道になりました。ただ勾配はより厳しくなる箇所もあるのでキツイ登りです…。片側が切れているような部分はなくなるのでより安心して登れるようにはなるので周りの景色を眺めながら、疲れないように少しづつ、少しづつ進んでいきます。
しばらく上り続けていくとそのままの自然の森から整然と植林された里山のような風景に一気に変化しました!境の部分がはっきりわかるような印象で驚きましたが、きっと人の手が入っているということはゴールも近いはずと思い、どんどん登っていきました。数分後、幅の広い砂利道に出ると三峯神社が目の前に見えてきます。
最後の登りを終えると一気に人が増え三峯神社の奥宮拝殿に直接出ることができました。拝殿からは妙法ヶ岳や秩父市街、そしてはるか遠くに広がる山並みまで一望することができます!写真には写りませんでしたが栃木や群馬の山々も天気が良ければ見ることができます。
三峯神社
埼玉県秩父市の山奥に位置している三峯神社。この「三峯」は神社の東方にそびえる雲取山、白石山、妙法ヶ岳の三つの山に由来しているそうで、妙法ヶ岳には奥宮があります。さきほど到着した拝殿は奥宮を望むことのできる場所になっています。今回、私は行けなかったのですが神社から奥宮までは大体片道一時間ほどで行けるそうです。最後には鎖場もあるというので時間が許すときにはまた再訪し挑戦してみたいものです。
奥宮拝殿での参拝を済ませ本殿へと向かいます。神社の境内は非常に広く、参拝にきている方たちで賑わっていました。本殿は精緻に装飾が施されていて、ゆっくり見て回りました。立派なご神木もあり、それを拝むことのできる場所も用意されているようです。
境内ではありませんが、三峯神社の駐車場近くにある三峰ビジターセンターもおすすめの施設です。秩父の山々に棲む動物たちの見事なはく製や地層の解説、実際の鉱物の展示など見どころが多くもっとゆっくりと見たかったと思う施設でした。
帰りは神社から西武秩父駅までバスを利用しました。やはり紅葉の季節ということで非常に混雑しており座ることはできませんでした…。少し余裕をもってバスを待たないと席を確保するのは難しいかもしれないです。しかし、秩父湖のダムのアーチをバスが走っていくなど珍しい風景を眺めることができ、とても楽しいバスでの帰路でした。
新型特急ラビューで帰ろう
西武秩父駅で秩父名物のわらじカツを食べお土産を買い、特急券を買います。ちなみに駅の施設の祭りの湯でも販売されている水戸屋本店の「ちちぶ餅」はふわふわもちもちの食感でとてもおいしく、おみやげなどにおすすめです!
以前運行していた特急レッドアロー号には乗ったことあり、非常に快適でのんびりできましたが、今回初めて乗車した新型の特急であるラビューにはとても驚かされました。走り出したことに気付かないくらいに静かで、振動もなく今までに経験したことのない乗り心地でした!もし機会があればぜひ利用してみてください。