【埼玉】緑のヘルシーロードでお花見サイクリング ~さきたま古墳公園へのんびりライド~

【埼玉】緑のヘルシーロードでお花見サイクリング ~さきたま古墳公園へのんびりライド~

2024-07-31

2024年4月12日

埼玉県にある「緑のヘルシーロード」を利用して行田市に位置するさきたま古墳公園へサイクリングに行ってきました。

見沼代用水沿いを通る「緑のヘルシーロード」は周囲の街中の雰囲気とは異なり、広大な田んぼと自然の中でのサイクリングをのんびりと楽しむことができます。これまでにも数回訪れていましたが、今回は桜の時期に合わせて走りに行き、さきたま古墳公園の桜を目的にお花見気分でライドしてきました。

今回のルート

筆者がGarmin Connectにて作成

川口市北部の「緑のヘルシーロード」起点近くからスタートし、「さきたま古墳公園」を経て行田駅へと至る約54キロメートルの工程です。

およそ30キロメートルほどは途切れるところこそありますが、常に桜を見ながらのサイクリング。さらに目的地である「さきたま古墳公園」では桜と菜の花のコラボレーションも楽しめます!

8割ほどの工程が歩行者と自転車用の道ということもあり、初めて長距離ライドに挑戦!という方やのんびりとサイクリングを楽しみたい方にもオススメです!

いざサイクリングスタート!

桜に包まれたサイクリングロードの始点の橋は少しどんよりとした曇り空…しかし段々と晴れ間が広がるという予報を信じて出発です!

出発地点から桜の木が連なるトンネルの中を走っていくことができます。

桜の花びらが流れていく川面には桜の景色が反射しています。

この「緑のヘルシーロード」全体を通してですが、生活道路や民家に近いところを抜けていく道であり、お散歩に利用されている方が多かったり道幅が狭かったりする部分も多いです!スピードの出しすぎには注意が必要です。

少し進むと利根大堰までの残り距離を示す看板が出現!ヘルシーロード上には要所要所にこのような残りキロメートルや道順案内の看板が設置されているため安心して進んでいくことができます。

この先で県道34号線という広い二車線の通りと交わりますが、ここから国道298号線を越えるところまではヘルシーロード上は狭くカーブが連続する箇所が増えます。そのため前述した県道で少し迂回することをオススメします!

上のストリートビューの地点を右に曲がると県道34号線に入ります。すぐに上り坂があったり、登りきったところで交通量が比較的多い道路と交差するためご注意ください!

坂を下りきって今度は上記の場所を右に入って道なりに進んでいくと国道298号線をくぐるガードの方面へ進めます。

見沼田んぼの田園区間へ

ガードを抜けて道なりに走っていくと家々に囲まれた場所を過ぎてゆったりとした景色を楽しめる田園区間になっていきます。

道沿いには川口自然公園やふれあい動物園を併設している大崎公園などもあるため、ちょっとした休憩スポットにもなります!

国昌寺橋を越えて少し進んだところから次の総持院橋までの区間は下の写真のような石畳が登場。ここでも桜たちがお出迎えしてくれました!

距離も質も比べ物にはならないでしょうが左右を木々に囲まれた直線の石畳の道を走ると自転車ロードレース「パリ~ルーベ」の悪名高いアランベールのミニミニ版を走っているように感じて個人的には楽しいセクションです!

しかも純粋な森の中ではなく片側は桜の咲いた石畳の道は視覚も楽しませてくれて、より走るのが楽しい区間になっています。風が吹けば桜吹雪と桜のカーペットの中を突き進む体験ができて最高でした!

ご注意いただきたいのが上の写真のような荒れた石畳の部分です。桜の景色に目を奪われていると急にハンドルがとられそうになるような荒れた部分が現れ、少し焦りました。

見沼田んぼの中を進む区間では桜のトンネルの中を進んでいくヘルシーロードと並行して車道も設置されているため、そちらを走ることで外側から桜がズラッと並ぶ風景を楽しむこともできオススメです!

上の写真で桜の手前に続いている道が一般の車道となっており、ヘルシーロードは桜の木々の内側に隠れています。

ここまでご紹介してきた見沼田んぼの中を抜けていく部分はほとんどの部分で桜のトンネルの中を進んでいくことができます。そして建物が立ち並ぶ街中からすぐにアクセスができるのどかな風景を楽しめる区間でもあるため、ポタリングや軽いサイクリングでも楽しめるルートです!

見沼田んぼを抜けてさらに北上

しばらく走り続け、さいたま市の七里総合公園を過ぎると久しぶりに街中へと景色が変わっていきます。下の写真のように家々の間を潜り抜けていくような道になり、道幅が狭い箇所もあるため歩行者に注意しながら進みます。

大きな通りをいくつか横断しながら住宅街の中を川沿いに進みます。道なりに走っていくと下のようなルート案内の看板が現れます。電車の踏切を越えるためにしばしの間用水路を離れますが、案内に従いながら進めば問題ないです!

上ヶ谷橋(上の写真の交差点)を左折して

そのまま進むと上の写真の踏切に差し掛かります。

踏切を越えてすぐのT字路を右折してそのまま進みましょう。看板も設置されているので安心です。しばらく道なりに進むとまた用水路と合流します!

芝浦工業大学のキャンパス手前あたりで水道橋をスタタタッっと進んでいく物陰が!慌ててカメラを出して撮影したのですが…鼻のあたりが白く見えるのでハクビシンでしょうか?

割と街中を走行中での出会いだったためこんなところにも住み着いているのか!と驚きました!

さらに進んでいくと倒木による通行止め区間がありました。用水路の対岸を走っていくことができるため道迷いなどの心配はありません。そのまま用水路に沿って進んでいきましょう。

国道16号を越え菖蒲方面へ

用水路沿いを進み国道16号線をくぐるガードを抜けると宇都宮線の踏切が現れます。この踏切を越えると再びのどかなルートへと景色が変化していきます。

踏切を越えてからはさらにのどかで景色が開けていき、より走るのが楽しいエリアになっていきます。この先もまだまだ桜を楽しみながらのサイクリングです!

蓮田を抜けて菖蒲町へ向かっていくと写真のような桜並木と鮮やかな黄色の菜の花を一緒に楽しめるポイントがいくつも登場します。

「この組み合わせはキレイだな!」と思うたびに止まって写真を撮っているとあっという間に時間がたっていて驚くことも多かったです!

1つだけ菜の花を愛でながら進むポイントで苦労したことがありまして、それは定期的に気づかぬ間に虫の群れの中に突撃してしまうことでした。

菜の花がたくさん咲いて集まっているところには羽虫も多く飛び回っていることが多かったので、この時期に走られる際にはアイウェアであったり、虫が口に入らないようにする装備があると快適にライドを楽しめそうです!

八間堰を抜けてさらに目的地へ近づこう

進行左手に見えてくる久喜市役所 菖蒲行政センターを通り過ぎて少しするとこの「八間堰」にたどり着きます。堰の左から延びる道を川を右手にしてさらに進んでいきます。

このあたりから桜とはしばしお別れの区間です。ここからは道が広くなるため、よりのんびりマイペースで走りやすいルートになり気楽に周りののどかな景色を楽しみながら進めると思います。

先ほどの堰越えてからはしばらく写真のような開放的な道を進んでいきます。桜並木がなくなっても、道も空もいっきに広くなってまったく違う気持ちのいいルートに突入した気分です。

約11キロメートルほど道なりにひたすら進んでいくと「新落合橋」へと差し掛かかります。ここですっと走ってきたヘルシーロードに別れを告げて、県道32号に入り目的地である古墳公園へと向かいました。

(緑のヘルシーロードはまだまだ先へと続き、利根大堰までつながっているためまっすぐ進んでいくことも可能です。)

細い道をくねくねと走ることで直線的に古墳公園を目指すこともできますが、「広田」交差点で県道32号から右折して県道148号線を経由していくとより分かりやすそうです!

県道148号線に入って少し進むと「埼玉」交差点が見えてきます。県名そのままの交差点がこんなところにあるなんてまったく知らず、思わず写真に残していました。

ここを右折すれば古墳公園はもう目の前です!

さきたま古墳公園で満開の桜を楽しもう!

「埼玉」交差点から少し走ると左手には写真の博物館の看板が現れます。ついに目的地である古墳公園に到着です!

走ってきた道の左右に古墳公園はまたがっており、それぞれ右手側には古墳群が広がり、左手側には博物館や体験施設などがあります。今回は立ち寄りませんでしたが、博物館ではまがたま作成の体験ができたり体験施設の「行田市はにわの館」でははにわ作りを楽しむこともできます!私自身も何度か体験したことがあり、好きなデザインのはにわをつくって楽しめるためオススメです!

体験に参加できる時間や金額についての詳しい情報はURLからご確認ください。

埼玉県立さきたま史跡の博物館 (spec.ed.jp)

・行田市はにわの館 | 埼玉県行田市観光ガイド – 行田市観光NAVI (gyoda-kankoukyoukai.jp)

埼玉県立さきたま史跡の博物館ホームページより引用

自転車に乗らずに押して進むのは問題ないようだったので、古墳公園の中へと進んでいきます。園内には学校でよく耳にした前方後円墳や円形の古墳などが大小さまざま点在していて、その中でもぜひ行っていただきたいのがマップ上方にある「丸墓山古墳」です。

丘のような古墳の上に堂々と桜が咲いているスポットです!写真スポットにもなっているようで、たくさんの人がカメラを構えて撮影を楽しんでいました。誰かと一緒に訪れたときは丘の下のほうから写真を撮ってもらうと面白そうです。

大きく広がる青空の中にそびえる古墳と桜の迫力のある景色を味わうことができて非常にオススメです!

古墳の周りをぐるっと一周していると菜の花と桜のコラボで美しい風景がたくさん広がっていますので、ぜひ散策しながらのんびりと園内をめぐってみてください。

今回は早く走ったり長距離をこなしたわけではないけれど、自転車と一緒にのんびりお花見を楽しめて大満足のライドになりました!

ライドの間ほとんどずっと桜に菜の花を楽しめるこの緑のヘルシーロードからさきたま古墳公園へのルート。時には桜のトンネルのなかを花びらを浴びながら突き進んでいく体験は思わず笑顔になってしまうほどのもので、お花見ライドとして想像以上に魅力満点のルートでした!みなさんもぜひ桜の時期にはこのルートを訪れてみてください。